しお(園長)のひとり言

汐見俊幸先生講演会④『感情労働』

2010年08月31日

<しお>
夏休みの研修報告が遅くなりました。
汐見俊幸先生の講演会です。

*評価で人は向上できるのか?

とても深い深いお話しでした。
私たち保育者が、一番知りたかったこと、一番大切な根本の部分を
伝えてくださいました。

一番印象に残った、いいえ、衝撃だった言葉は
保育(教育=共育)は『感情労働』である
という言葉でした。

親になってから
コントロールできない感情に気づき

チューリップを初めてからお母さん達の悩みを聞いて
出来事や子どもそのものではなく捉え方に
感情があることを知り

子ども同士の関わり方も
感情表現ができるかどうかであると知り

ここ数年のキーワードは 『感情』でした。
 

だから、STEPも心理学もコーチングもEQも
魔法の質問も絵本セラピーも、チューリップでやっています。

社会で見ると親子の問題(過干渉や放任、虐待)
近隣とのもめ事も、夫婦間も恋愛も、心の病も・・・

当たり前だけど
感情がキーワードで
それに気付かなれいけない
行動だけに囚われず
感情に目を向けなければ!

感情労働という言葉から
保育の中で何ができるのかを考えてみました。 
 

◆相手の感情を的確に掴み理解し、
それにそった対応をすること
 

◆対応する場面では、自分が相手に対して
声のトーンや表情、場の雰囲気など気付かうこと
(五感を使かって)
 

◆相手の感情を受けた時に感じる自分の感情を
素直に素早く感じること
 

◆対応したことの報告しあい、
自分だったらどうするかをシュミレーションすること

 

まだまだありそうですが・・・
人間は感情の動物であること

人と関わる仕事は感情労働だからこそ
人間力が必要であること

肝に命じたいと思います。

まわりの人達

2010年08月30日

チューリップのまわりの人達はみな、いい方ばかりです。
お隣のリフォームやさんが移転になり、
チューリップも宮崎教室から、お隣にお引っ越しすることになりました。
(10月からリフォーム予定です。)

壁や天井はもちろん、エアコン、戸棚など
沢山の物を残してくださいました。

まわりの人達はみんな、親切です。

お母さん方も勿論そうです。
引っ越しを手伝う!と皆さん言ってくださいます。

自分のところの話になりますが、スタッフも。

だからみんなで、いつも笑っていられます。
素敵な環境に感謝でいっぱいです。

汐見俊幸先生感想③

2010年08月13日

とみぃ、からの報告、感想です。

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汐見先生の講演会。テーマは「評価で人は向上できるのか?」
講演会を聞くまでは、自己評価や保育者評価のこと?
と勝手に難しく考えていたのですが、
汐見先生らしい切り口で、
とてもわかりやすく伝えてくださいました。
内容が濃すぎてどう書いていいのやら・・・・。
保育者だけにとどまらず、教育関係者に、
すべての親に、大人に聞いて欲しい内容でした。

 汐見先生の話を伺って、自分自身への投げかけてみました。
私の普段の意識的なことばがけ(評価)、
なにげない無意識なことばがけは、
子どもたちを不自由にしていなかったか、
子どもたちを支配しよう、
自分好みにしようとしていなかったか・・・・。
しばらく考えてみました。
正直、チューリップのこどもたちに対しては
ことばの中に隠された裏の評価はないと思っています。
それは支配しようという気持ちがないから。
しかし、わが子に対してはあるかも・・・
と思ってしまいました。

よく使われるほめ言葉(ほめの評価)
「がんばって」の裏には、
もう少しできるはず、もっと頑張れるでしょう、
私好みになって欲しい、
私好みの行動をとって欲しい、
という支配的欲求・要望のメッセージが隠れているそうです。
(日本人は支配の欲求が強い!)

また「早くしなさい」「○○しなさい」
のことば(否定の評価)には早くできるはず、
どうしてできないのかという裏のマイナスの評価があります。
日本にはほめ言葉が少なく、
指示、禁止・命令のことばが多いのだとか。
失敗しないように先に声をかけてしまう
「おせっかい育児」でもあると。

こどもたちはそんな大人(保育者や親)のことばを手がかりに、
相手の気持ちや感情を読み取り、ことばでなくその裏にある
感情を受け取り、大人の思い通りに行動しようとする。
そして評価に過敏になり、主体性をなくし、
自分のしたいことができなくなってしまう
不自由なこどもたちが増えているのだそう。

安易にことばをかけることの怖さ、
与える影響は大きく、気をつけなければならないと思いました。
励ましのつもり、意欲を湧かせるつもりのことばが、
実は子どもたちを不自由にさせていなかったのか・・・。

「おりこうさん」や「かわいい」
という日本独特の抽象的な声がけは、
どの子にも同じ様になって欲しいという集団意識の表れだそうです。
ほめること、注意することは抽象的でなく、より具体的に。
その子らしさを見つけてほめる、
個性を認めてあげる、みんな違ってそれでいいということ。

汐見先生の話を聞いていて、
チューリップの保育は今の日本にとって
必要な保育を実践していると思いました。

・おせっかいでない保育(失敗する権利の尊重)
・見守り、必要最低限のことばがけ
・子ども自身にやりたいことを選択しさせ、自尊感情を高める
・それぞれの個性の認め、尊重する
・共育ての場

講演の内容にあったこれらのことばは
繰り返しチューリップで言われていることばです。
私たち大人の役割はチューリップの保育の
本質を見失うことなく実践していくこと。
また、支配でもおせっかいでもなく、
こどものことを信頼しているよ~ということばがけをしていうこと。
子どもたちをポジティブにみていき、
ひとりひとりを深く見ようすることです。

保育は深い!子育ては深い!です。
保育の場、育児のチャンスに出会えたことに感謝。